屋内用給湯器を交換する際の注意点も、事細かく挙げていくときりがないのですが、お客様ご自身ですぐに確認できるところでは、昨日に続き排気筒部分を先細りにしてはいけない点がございます。
給湯器の排気筒は2種類あり、単管と二重管がございます。
二重管は強制吸排気式に使用されておりまして、文字通り排気筒が二重になっており、排気と吸気を一本の管で行うことができるようになっております。
こちらの二重管は、排気筒の口径が変わる場合は、使用している排気筒を全て交換しなければいけませんので先細りは関係ございません。
その為、先細りに注意が必要なのは、単管のほうになります。
こちらの単管は、給湯器で使用するサイズは、直径100mm(φ100)、80mm(φ8
0)、60mm(φ60)がございます。
(φ→ファイ)
古い給湯器をご利用されている場合や、給湯器のメーカーや給湯能力を変更する場合に、排気筒サイズが変わることがございまして、給湯器から屋外にかけて太くなる場合(給湯器側φ60→屋外側φ80もしくはφ100、または給湯器側φ80→屋外側φ100)は大丈夫なのですが、その逆の給湯器から屋外にかけて細くなる場合(給湯器側φ100→屋外側φ80もしくはφ60、または給湯器側φ80→屋外側φ60)は、排気不良によって給湯器が壊れやすくなったり、一酸化炭素が漏れてしてしまう可能性がございます。
こちらは、交通渋滞に例えるとわかりやすいのですが、車の通行量が多い状態で、三車線の道路が二車線もしくは一車線に減ると大渋滞が起こります。
これと同じことが排気ガスでも起こる為に、上記のような問題が発生しやすくなります。
ただ、このような工事がされていたお宅は、過去の経験上でも片手で数えられる件数しか見たことがございませんので安心していただければと思いますが、万が一、排気筒が先細りになっている場合は、すぐに排気筒の工事をご依頼くださいませ。
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